東京って怖い!!僕が駅・電車で見た衝撃の事件ベスト5!

僕が駅・電車で見た衝撃の事件ベスト5_アイキャッチ

朝晩の通勤ラッシュ時。それはもう大量の人間が電車に乗って移動します。

そんなわけだから、日々あちこちで大小様々なイベントが起こっているわけです。

今回は僕が今までに目撃したそんなイベントのなかで、衝撃をうけた事件をベスト5でご紹介します。

コレを見れば「東京って恐ろしいわ・・・」って戦慄すること間違い無し!

さあ、ご覧あれ!!

第5位 逃げる痴漢!!

電車痴漢

僕は一度だけ痴漢が逃げるのを目の前で目撃したことがある。

それはある朝、いつものように混雑した電車にのって会社の最寄り駅に到着した後に起きた。

その時僕はイヤホンで音楽を聴いていたので会話の内容は聞こえなかったが、ホームに着くと若い女性と中年のおじさんが言い争いをしていた。

周りの人間も興味深そうに見ている。どうやら痴漢らしい。

女性「あなた!私の体を触ったでしょう!」

男性「さ、触ってねーよ!」

女性「とぼけないでよ!!遠慮しなくていいわよ!!」

そんな会話をしているような感じ。

やがて遠くから駅員さんが騒ぎを見て駆けつけてくる。

次の瞬間!

オジサンは身をひるがえして猛ダッシュ!!!

近くの階段をマッハで駆け上がっていく!

すぐに追う女性!

目にもとまらぬスピードで階段を駆け上がっていく二人!

僕には二人の足はぐるぐる渦巻きの漫画的な表現に見えた。

現代版トムとジェリーである。

その駅は地下鉄の駅で実に階段が長い。そこを二人して1段ずつ駆け上っていく様を周りの人間はあっけにとられて見ている事しかできなかった。

その後、僕がエスカレーターで上に上がったときには駅員に対してブチ切れている女性しかいなかった。

どうやらオジサンはハヤテのごとく逃げていったらしい。

あのオジサンはどこに消えたのか。果たして本当に痴漢はあったのか。

事件は結局謎のままである。

第4位 車内急病人!!

社内急病人

その日、僕が乗っていた電車は別の電車遅延の影響を受け、普段以上に混雑していた。

その電車もまた同様に、所々で「前が詰まっている為停止します」というアナウンスとともに駅間でちょいちょい止まったりしていた。

そんな中、やがて僕の会社の最寄り駅につこうかという頃にひときわ大きな急ブレーキがかかった。

揺れる車内。僕も転びそうになったが何とか耐えた。

だが同じ車両の端の方で、若い女性が転んでしまったらしい。

まあ、ヒールとか履いてたらバランスとりづらいしあれだけの急停車なら転ぶのも無理はないだろう。

そう思っていたのだが、なかなかその女性は立ち上がれない様子。

それどころかその場に倒れこんでしまった。

どうやら急停車以前にずっと車内に閉じ込められていたせいで貧血を起こしているようだった。

介抱する周りの人たち。

しかし、その時僕は目を疑った。

その倒れた女性の目の前に座っているおじさんは腕を組んで平然と女性を見下ろしていたのです。

「ふん、倒れたくらいでなんだ。わしはこの席を座り続けてウン十年。絶対に譲らんぞ。ああ、譲らんとも!!」冷たい目でそう言っているように見えた。

僕(こ、これが東京や・・・。自分の身は自分で守るしかない。お、恐ろしい街や・・・。)

まあ実際にはそのおじさんはあまりの状況にフリーズしてしまっただけかもしれない。

それに僕だってもし近くにいたとしたらすぐに介抱できていたのだろうか。

なんか色々と考えさせられる事故(?)だった。

第3位 階段から落ちる酔っ払い!!

酔っ払い

たまにどうしようもない位忙しい時期というものがある。

そういう時は毎日のように終電近い時間で帰る羽目になる。

帰りの時間帯が遅ければ遅いほど、当然酔っ払いも増える。

その日も残業で遅くなり、気がつけば終電近く。

そんな遅い時間帯のターミナル駅での乗り換えの際に僕はその事故を目撃した。

JRのホームを降りて別の電車に乗り換えようとした時、ホームへの下り階段の踊り場付近にサラリーマンがいた。

そのリーマンはかなり酔っぱらっているようで手すりにもたれかかりながら立ったまま半分寝ているような状態だった。

危なっかしいな、そう思った瞬間、リーマンはバランスを崩して手すりから手が外れてしまった!

普通ならその場で転ぶだけだが、そこは階段!!

そう!リーマンはさながら池田屋事件の様に階段を落ちて行ったのだ!!

幸いリーマンはすぐに立ち上がり何事もなかったように去っていった。

すごいのは最初の内の5,6段まではバランスを崩しながらも階段を走るように落ちていったことだ。

その速度はボルトもびっくりの超加速。

この時もまた、その足はぐるぐる渦巻きの漫画的な表現に見えたのだった。

トムとジェリー復刻版である。

マニアにはたまらない。

第2位 秩序のないおじさんにドロップキック!!

駅ドロップキック

気持ちも憂鬱な月曜日。車内もどこかギスギスしている。

そんなある日、事件は起きた。

いつものように改札から出て会社に向かおうとすると、券売機付近が騒がしい。

見ると初老のおじさんがリーマン数人ともめていた。

わずかに聞こえてきた話では、後ろに待っている人がいるにもかかわらず、おじさんがずっと券売機の前からどかないらしい

券売機毎に列ができている為、そのおじさんの後ろにいる人はいつまでも買えなくてついに文句をいったわけだ。

もめていた数人というのはいずれもそのおじさんの券売機に並んでいる人のようだった。

しかしおじさんも真っ向から反論しており、事態は収拾がつかない。

だれかが駅員さんを呼ぼうとした時、その内の一人の若いリーマンがオジサンをなだめるように言った。

「まあまあ、おじさん、とりあえずここだとみんなに迷惑だから外で話そう。ね!」

「せdrftgyふじこlp;!!」

「わかったから、外で話そう、ね?」

そういってなだめておじさんを外に連れ出す若者。うーむ、お見事。紳士な対応だ。

結局二人は外に去っていき、事態は収拾がついた。

その後僕も外に出ると先ほどのおじさんと若者がいた。

あら、無事落ち着いたのね。

そう思った次の瞬間!!

若者はおじさんに思いっきりドロップキックをかました!!

ええーーー!?

さっきまでの紳士はどこ行ったーーー!?

おーい!だれかー!お客様の中に紳士はいませんかーー!?

「死ね!ボケ!!」

捨て台詞を残して若者はダッシュで消えていった。

僕「ガクガクブルブル」

もはや白昼堂々の傷害事件である。

その後、おじさんもよろよろと消えていった。

実は紳士に見えたその顔の裏ではらわたが煮えくり返っていたのか・・・。

結局あの二人は駅に用事があったのではなかったのか・・・。

なんにせよ朝から恐ろしいものを見た日だった。

第1位 ゲロぶちまけおばさん!!

ゲロぶちまけおじさん

photo by ドラゴンボール/鳥山 明

この事件は今でも思い出すと背筋が寒くなる。

たしかそう、僕が最寄駅から電車に乗ってすぐに起こったのだった。

朝の上り電車なのでそれなりに混んでいる。しかしぎゅうぎゅうと言うほどではない。

そんな込み具合のなか、僕は出入り口ドア付近の場所に立っていた。

車内奥深くに行けるほどのスキマはなかったし、それにすぐに乗り換え駅につく。

ふとドア付近の手すりがある安全地帯を見るとおばさんが手すり側を向いて立っていた。

僕は特に気に留めることなく電車は進み、やがて次の駅への到着を予告するアナウンスが流れた。

次の駅も同じドアが開く。一度降りなきゃならないな。そんなことを思っていると隣にいたおばさんが突如向きを変え、手すり側から車内側へ振り返った。

見るとおばさん、なんか妙に汗をかいており「うっ、うっ」と変な声を出している。

どうしたんだろ?そう思いながらも、電車は駅に到着。僕はいったんホームに降りた。

次の瞬間!!

おばさんは車内に向かって壮大にゲロをぶちまけた!!

しかも下ではなく何故か前方にだ!

おそらくもっと被害を拡大させる向きと角度でおばさんは車内を悪夢に塗り替えた。

幸い、ホームの人はまだ誰も乗り込んでいなかったが唯一ホームに降りた僕を除いてドア付近の数名が被害を受けていた。

僕は戦慄した。もしドアが開くのがあと1秒遅かったら・・・。

おばさんは「すいませぇん!」とか謝っていた。

いやすいませぇん!じゃないだろオイ。

確認するまでもなく、すぐそばにいたサラリーマンはモロに食らっている。

それどころか、その後ろ、左右にいるほかの人も同様に大なり小なり被害を受けているだろう。

彼らの心にはトラウマになりかねない深い深い傷が残っただろう。

おじさんは茫然自失、といった表情だ。

朝起きたら寝室以外全て台風で吹っ飛んでたら多分こんな顔になるだろう。

「30年間、毎日マジメにコツコツと働いて来た私がなぜこんな目に・・・?え?目から汗が・・・・?」

気のせいか若干顔がぐにゃあああっと歪んでいるようにも見える。

そのまま手すりに向かって吐いていれば直撃を受ける人はいなかったはずだ。

せめて手で覆うだけでももう少しダメージは減らせる。

朝の電車であったことやその後の反応を見る限り、酒に酔って吐いたという感じではない。

体調不良や電車の揺れに酔ったのが原因だと思う。

しかし、被害を少しでも抑えようとせず、むしろ最大限に拡大させたそのおばさんの罪はあまりにも重い。

ギルティー!!頭のどこからかそんな声が聞こえた気がした。

僕は逃げるようにその場を離れ、別の車両から乗りなおしたのだった。

終わりに

さて、というわけで僕が今まで目撃した背筋も凍るような5つの恐怖事件簿をご紹介しました。

幸い自らが被害者になることもなく何とか無事に過ごせている。

だが、いつ僕が被害者になっていてもおかしくない。

この日本では今この瞬間もどこかでもっと恐ろしい事件が起こっているだろう。

むしろこの程度のものしか見てこなかったというのは幸運と言えるかもしれない。

もし、今後東京に上京してくるという人がいたら心しておいてほしい。

頭狂(トーキョー)は恐ろしい街である、と・・・。

おしまい