【足立検査場】超簡単!バイクのユーザー車検の手順を紹介&実践レポ
僕は400ccのバイクを持っているのですが、先日車検満了1ヶ月前を迎えました。
ちょうど有休も余っていたので、先週足立にある車検場でバイクのユーザー車検に行ってきました!
実は僕はバイクを新車で購入してから、過去に3回ユーザー車検を通しています。
というのも車検をディーラーとかに頼むととにかく高い!
7、8万はザラ。
ところが、自分でユーザー車検を通すとわずか17020円で済んでしまうのです!(※400cc以上のバイクの場合(2017年4月以降))
しかも時間だって1時間もかからないんですよ?
しかもオイル交換すら出来ないド素人の僕だって出来ちゃうくらい簡単!
もちろん大型バイクや車であっても同様で、ディーラーに頼むより遥かに安く通すことができるんです。
こりゃー、自分でやるしかないでしょう!
というわけで、今回は足立の車検場で実際にユーザー車検を通した時の手順をまとめましたのでレポしちゃいます!
ぜひあなたもユーザー車検で固定費をグッと浮かせましょう!!
- そもそもユーザー車検とは?
- ユーザー車検ってそんなに簡単なの?
- ユーザー車検のメリットデメリット
- ユーザー車検に必要な物、料金(バイクの場合)
- 足立車検場(自動車検査登録事務所)の紹介
- 実際のユーザー車検の手順を紹介
- まとめ
そもそもユーザー車検とは?
ユーザー車検というのはその名の通り、ユーザー(バイクの持ち主)本人が自動車検査登録事務所にマイバイクを持ち込んで車検を通すことを指します。
そう、車検は別に業者やディーラーじゃなくても、誰でも普通に出来るのです。
ただし、ユーザー車検を受けることが出来るのは平日の昼間のみです。
一般の社会人の場合、コレがある意味一種のハードルと言えますね。
また、車検でチェックするのはズバリ『最低限の安全・環境基準を満たしているか?』という点です。
平たく言えば公道を安全に周りに迷惑をかけずに走ることが出来るかどうか、をチェックするわけです。
これってはっきりいって基準としては非常にゆるいです。
新車で購入した状態ならば当然満たしていますし、普通に乗っている限りは(ランプ類の消耗をのぞいて)ほぼ問題なくクリア出来るレベルです。
ただし、マフラー類やハンドル、タンデムシートに大幅な変更や改造を施していたり、事故でフレームが歪んでいたりすると落ちます。
改造やパーツ交換を行っている場合は、車検時に基準値を満たすレベルに戻す必要があります。
これは一つ重要なポイントですね。
そうじゃない人はまず問題無いのでドーンと構えておきましょう。
ユーザー車検ってそんなに簡単なの?
A:はい。マジで超簡単です。
書類の書き方は記入例が丁寧に乗っていますし、実際に車体の検査を行う際にも係の人が1つ1つ細かく教えてくれます。
つまり完全な素人が行っても、ちゃんと全ての書類に記入して全ての検査が行えるような体制がしっかり整っています。
最初は勇気がいると思いますが、実際にやってみると本当に驚くほど簡単ですから!
ユーザー車検のメリットデメリット
メリットは何と言っても費用面で圧倒的に安く済むことです。
最初に言ったように、大体ディーラーの場合6~8万円前後です。それがユーザー車検だと2万円以下ですから1/3~1/4程度ですね。
ただし、これは【車検を通す】という点に特化した場合の話です。
当然部品交換や然るべきプロによる検査が必要な場合は別途料金がかかります。
とはいえ、それでも破格です。
デメリットは平日の休みが必要となることとそれなりの手間がかかることです。
これは特に一般企業のサラリーマンにとってはツライところですね。
こればっかりは有休(半休)でも取って行くしかありません。
なお、土日祝日はどうあがいても公式の車検場でのユーザー車検は受けられません。
ユーザー車検に必要な物、料金(バイクの場合)
ユーザ車検に必須なアイテムは以下のとおりです。
車検証
軽自動車税納税証明書
自賠責保険証
※ペンや鉛筆は検査場にあるので不要です。また、ハンコもサインで代用できるので不要です。
『車検証』と『自賠責保険証』は大抵1まとめにして小物入れとかに突っ込んでいると思います。
(そもそも車検証は運転時に常に携帯する義務ありなので)
軽自動車税納税証明書は毎年5月頃に送られてくる軽自動車税の支払いに使うハガキの半紙です。
僕の場合、毎回車検が11月なので結構無くしちゃうことが多いです。
ユーザー車検の時はコレを忘れて焦る場合が多いです。
見当たらないときは納税している市役所、区役所に行けばすぐに無料で再発行できます。
が、検査場と役所が遠い場合は非常に手間なので必ず事前に確認しましょう。
役所での再発行は最悪土曜日とかでも対応可能なことが多いので、なくした場合は前もって準備しておくこと!
その際に必要な書類は身分証明書とハンコだけですが、車両ナンバーとかも記入する必要があるので念のため車検証もあるといいでしょう。
足立車検場(自動車検査登録事務所)の紹介
実際のユーザー車検の手順を紹介
流れを簡単に説明すると以下のような感じです。
a.記入用紙をもらって各種情報を記載
↓
b.自賠責を更新し、記載した紙に印紙を張ってもらう
↓
c.車体の検査を行い公道を走る上で最低限問題ないことの確認を行う
↓
d.確認結果を提出し新しい車検証をもらって完了!
ざっと手順をあげてみると実に簡単でしょ?
そうなんです。
一から十まで聞きながら進めてもよっぽど混んでなければ1時間もかからないですから!
では早速1つ1つの手順を細かく紹介していきます。
1.ユーザー車検の予約をしよう!
目的:事前の車検予約を行う(必須!)
必要なもの:PC、スマホ
車検を受ける前の事前準備として、車検の予約が必要です。
予約はホームページから行います。※ユーザ登録が必要
2週間前から予約が可能ですが、年末、年度末は混みやすいので早めの予約をおすすめします。
場所によってはすぐに予約が埋まってしまう所が多いので。
【もし、車検切れまで全ての予約埋まっていて取れない場合】
結構キャンセルがでるので、諦めずにこまめにチェックしましょう。
どうしても空きが出ない場合は、ダメ元で直接行くとなんとかねじ込んでくれる場合もあります。
※あくまでも可能性の話。僕も過去に一度だけねじ込んでもらったことが・・・。
2.まずは受付&記入用紙の入手!
目的:検査に必要な記入用紙を入手する
必要なもの:車検証
無事に予約ができたら、検査場に向かいます。
ここからは足立検査場を例にして説明します。
足立検査場にはA~Dの4つの建物があります。(Dのみ道路挟んで向かい側)
通常の車検で用があるのはこの内、A棟とD棟の2つのみです。
まずはA棟に向かい、一番奥の8番カウンターにいきます。
ユーザー車検に来たこととネットの予約番号を伝えると、以下の3つの紙がもらえます。
1.自動車検車票1
2.自動車重量税納付書
3.継続検査申請書
※足立検査場の場合は無料でしたが、場所によっては数十円の用紙代がかかります。
カウンターの反対側に記入スペースがあるので、そこで各書類の項目を埋めていきます。
鉛筆、ボールペン、消しゴムがちゃんと用意されていますし、わかりやすい記入例も張ってあるのでそれを見ながら記入していきましょう。
無事に書類の記入が終わったら、また8番カウンターに書類を持っていきます。
すると次はD棟に行って自賠責保険の更新を行うように言われます。
記入済みの書類×3枚をもって、道路挟んで向かい側にあるD棟に向かいましょう。
3.自賠責保険の更新&重量税の納付をしよう!
目的:義務である自賠責保険の更新を行う
必要なもの:軽自動車税納税証明書、車検証、古い自賠責保険
目の前にあるD棟が自賠責保険の更新を行う場所になります。
3番のカウンターが「軽二輪・小型二輪」の窓口になっています。
ここで納税証明書が必要になります。
※係による目視確認。
無事に軽自動車税に関して納税済みであることが確認されたら、そのまま古い自賠責保険の証書と車検証を提出します。
もしこの時住所変更等が発生しているようであれば、ここで伝えます。
その後、新しい自賠責保険証を受け取ります。この時、自賠責保険料として24ヶ月分11520円を支払います。
続いて2個隣の1番窓口で重量税の印紙を購入します。
今度は印紙代(3800円)と手数料(1700円)が必要です。
重量税の印紙は「自動車重量税納付書」に、手数料は「自動車検査票1」にそれぞれ貼り付けます。
切手貼り用の巨大なスポンジもちゃんと完備されています。
お金がかかるのはとりあえずここまでです。
4.本番!検査を通そう!
目的:該当のバイクが走行に支障が無いことを確認する
必要なもの:記入用紙一式
無事に印紙を貼り付けたらいよいよ検査に入ります。
書類を持って再度A棟の8番カウンターに戻りましょう。
そこで書類を渡してチェックOKなら検査に向かうように言われます。
ちなみにこの時にバイクの定期検診の有無について確認されます。
これは法定点検が行われているかどうかを申告するものです。
が、この点検項目のOK/NGに関してはあくまでも自己申告ですし、やっていなければ「後日行います」でもオッケーです。
僕も基本的には毎回後日行う、と申請しています。
さあ、それでは書類を持ってバイクに乗り、レーンに向かいましょう。
なお、この時ヘルメットは不要です。(公道ではない為)
足立検査場の2輪用のレーンは建物の一番右側(6番コース)です。
自動車はそこそこ混んでますが、バイクレーンはまずガラガラです。
レーンに近づくと係の人が来るので、初めてであることを伝えましょう。
まず入り口でバイクの外観、ハンドル幅、ランプ、ハンドルロックの有無などをチェックされます。
問題がなければ続けてコース内に入り、マフラーやクラクションの音量、排気ガスのチェックを受けます。
このあたりはノーマルマフラーなら問題ありません。
それらもOKならば次はローラーのようなものに乗りスピードメーターおよびブレーキのチェックをします。
ここでのポイントは以下の2点です。
1.フットブレーキはしっかりと踏むこと!
2.スピードメーターのセンサーが前後どちらのタイヤか事前にメーカーなどに聞いてチェックしておくこと。
僕の場合、ブレーキの踏み方が甘く一度NGになったことがあります。
かなりしっかりと踏みましょう。
また、スピードメーターに関しては前後どちらのタイヤにセンサーがあるかを調べておいたほうがよいです。
※自分でアクセルを回すのではなく、ローラーでどちらかのタイヤを回してスピードメーターを回転させる為。
まあ、わからなければ両方試してくれるのでいいのですけど。
それが終われば、最後は悪名高いライトのチェックです。
というのも、このライトの光軸がブレていることでNGになるパターンが多いらしいです。
僕の場合、今まで一度も引っかかったことはありませんが・・・。
最悪ダメだとしても直ぐそばにNYC予備車検センターというところがあり、そこで光軸の調整がしてもらえるそうです。(未確認情報ですが・・・)
そして晴れてライトのチェックが完了したら完了!
あとはコースの出口横にある総合判定所で最終書類チェックをしてもらい完了です!
5.記入用紙の提出&新しい車検証を入手して完了!
目的:検査結果を記載した書類を提出し、新たな車検証とシールを入手する
必要なもの:記入用紙一式
さて、無事に検査が終わったら最後にまたAの建物に戻ります。
あとはここで検査結果が記載された書類を7番窓口に提出します。
すると代わりに新しい車検証とシールがもらえます。
貰ったシールは早速ナンバープレートに貼り付けましょう。
コレで無事に完了です。お疲れ様でした!!
まとめ
というわけで、足立検査場でのバイクのユーザー車検の手順についてまとめてみました。
足立区以外の検査場でもだいたい同じような手順のはずです。
また、400cc以上の大型バイクであっても一部の書類が異なるだけで基本的な流れは一緒です。
つまり、バイクのユーザー車検という点に関して言えばとにかく簡単である、という点は共通です。
今ままで車検をなんとなくディーラーや業者にまかせていたという人も、この機会に一度ユーザー車検にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
簡単すぎて拍子抜けしちゃうこと請け合いです。
それで年間数万円の節約になるのだからやらない手はありませんよね。
ぜひ検討してみてください。
おしまい