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『何がわからないのかわからない』のメカニズムと対処法

何がわからないのかわからない

何かの説明を聞いていたり、参考書を読んでいたりするとしばしば遭遇するこの現象。

特に人と会話をしているときに起こりがち。

こうなるとそれ以降の言葉は全く頭に入ってこない。完全にフリーズ状態である。

それでも結構お構いなしにそのまま話を続けられることがある。

「いやもうこっちはフリーズしてますから、キーボード入力されても何も画面に表示されませんよ?」と言いたくなる。

君も一度くらい経験があるだろう。あるよね?

自分でも今の状況を説明できない。そりゃそうだ。何が何だかわからないのだから。

何がわからないのかわからない。果たしてそれは頭の中がどんな状況におちいっているのか?

僕なりに解明してみた。

1.『何がわからないのかわからない』のメカニズム

ストロベリーパニック

これは具体的には『どこまで理解していてどこが理解できていないのかという切り分けができていない状態』と考えている。

例えば難しい専門的な話であっても順を追って話を聞いていけば、どこかで着いていけなくなるポイントがある。

この場合、ここまでは理解できた、しかしここからは理解できないと線を引くことができるからまだいい。

問題は途中まで理解できていたと思っていたら、実は認識がずれていたという場合。

この時、認識がずれていたポイントが明確になり、そこを聞き直せば軌道修正可能な場合はいい。

ただ、この認識のずれがあまりにも大きく、そう簡単に軌道修正できない場合、それまで積み上げていたものが一気に崩れることになると脳が混乱し、フリーズする。

これは例えるならば、設計図に従って家を建てるとき、基礎や土台をしっかり固めて部屋の全体のフレームを作りいよいよ細かいドアや窓のパーツを設置していく段階になってから「あれ?間取りちがうよ?」と設計士に言われたようなものである。

これがちょっと1か所仕切りをくわえればよいとかキッチンの位置を少しずらすとかの修正ならよいが1R風呂トイレなしを3LDK風呂2つに変えるような修正が必要になった場合、土台からやり直す必要が出てくるだろう。

そうなれば今までの想定を完全に覆す必要があり、どこを直せばいいか、どこから手を付ければいいか途方に暮れてしまうだろう。

まさにこの「どこまでがあっているのかどこがまちがっているのかわからない」さらに言えば「どこからやりなおせばいいかわからない」

と言う状態が『何がわからないのかわからない』状態だ。

2.『何がわからないのかわからない』の対処法

ギャルズパニック

引き続き家を建てる場合に例えて考えてみよう。

この場合、とにかくこのまま進めても設計通りの家にはならないことは明らかなのだから一旦基礎と土台作りに戻るべきだ。

「さて2階の窓のカーテンレール設置に取り掛かろう!」と思っているところで、そもそも間取りが違ってたという話になったらいきなり頭を切り替えるのは難しい。

一度インターバルをとって今まで作ったイメージを一度捨てる必要がある。

そういう時はえてして精神的にも不安定になっている。その点でもインターバルは大事だ。

下手に「途中まで作ったし可能な限り再利用しよう」とか考えるとドツボちゃんだ。

頭がクリアになったら、もう一度設計士に立ち会ってもらいながら基礎作りから確認して進めていく。

その中で認識ずれがあった場所を一つずつ修正していくしかない。

3.実際のモデルケース

フルメタルパニック

例えば数人のチームで新商品開発のプロジェクトを進めているというシチュエーションだ。

ある程度製品仕様やスケジュールが固まってきて、実際に商品開発を進めている段階で、ふと、どうしても矛盾する仕様に気が付く。

なんど考えてみても納得のいく説明がつかない。イメージしている完成形とはどうしても辻褄があわない。

何か設計段階でおかしい点があったのか?改めて見てみるが特段おかしい部分はない。

疑問点を解消するため、とりあえずその矛盾点について、責任者に確認して回答を聞く。

しかし責任者の回答を聞いてももやもやは晴れない。むしろ新たな疑問点さえ浮かんでくる。

それらの疑問点について質問しても一つ一つはちゃんと回答してもらえる。

徐々に自分の疑問点が細かい部分ではなくもっと根本的な部分になってきているように思えてくる。

全体的な何となくのイメージはそうずれていないはず。細かい疑問点についてはそれなりの回答も返ってくる。

しかし自分の中のイメージと矛盾する部分とのギャップが埋められない。

どのあたりにギャップがうまれているのかわからない。

いったいこの人にどんな質問をすればもやもやが晴れるのか。

ああ、『何がわからないのかわからない。』

こうなったらそこで一旦インターバルをとる!

セイセイセイ!!すみません!僕チョット頭混乱しているヨ!ちょっとWAIT!!」

こんなことを言ってまずは話を打ち切ろう。混乱した状態で会話しても時間の無駄である。

もう一度1から確実な部分と不確定な部分(自分で想像している部分や聞いただけの部分)を整理する。

多くの場合、前後の文章や説明内容から想像していた部分が実は間違っていたとか人から聞いた話を勘違いして理解していた、さらには自分が全く認識すらしていなかった仕様が実はあった、など

なんらかの理由でどこかで間違ったまま、その上に理解を積み上げてしまったというのがオチだ。

この自分で理解しているはずの部分について一つずつ整理し、再び責任者にヒアリングしてそれらの答え合わせをする。

するとどこかで答えが合っていない場所が出てくる。その部分を修正する。

ここで焦って進めてはいけない。途中でイメージを修正するということはその先はもっとずれているわけだから

修正が入るたびにやはり一旦話をストップし、それを自分の中の理解と照らし合わせてイメージを更新する。

イメージの更新が終わったところで再度答え合わせの再開だ。

そうやって一つずつ潰していくことでずれを解消し、自分の中の完成形のイメージをアップデートしていく。

それをもとに再度色々な角度から仕様と自分のイメージとを比較し矛盾がないことを確認する。

矛盾が出なければOK。まだ出るようならばまだズレや漏れがあるはずだ。同様につぶしていこう。

一通り終われば「何がわからないのかわからない」状態からは脱しているだろう。

4.終わりに

ワニワニパニック

途中まで積み上げてきたものを一度捨てるというのは難しいものだ。

特に脳にこびりついたイメージは簡単にはふっしょくできない。

だからこそ重要なのは、理解ができなくなった時点で一度インターバルをとって整理して最初から認識合わせを行う。という一連の流れだ。

問題なのがこっちがフリーズしているのも関わらず、十重二十重にさらに重要情報や仕様変更などを伝えようとしてくる輩だ。

こういうタイプは相手のペースに合わせて会話することができない為、こっちが理解していなくとも関係なしに追加情報をまくしたててくる。

自分にとっても相手にとっても時間の無駄なので、必ず話を一度切り上げよう。

実際には本当に一部分だけの理解がずれていただけというパターンが多いのでしっかり整理さえできれば修正は容易なはずだ。

君も説明を受けている最中に頭が真っ白になったら思い出してみてほしい、検討を祈る!!!

おしまい